セクション |
要約 |
3GPPの働き方 |
- 対面会議への参加、積極性と寄稿に基づく作業
- コンセンサスドリブン - "持続的な異議なし"
- スタディアイテム(SI)、ワークアイテム(WI)による作業編成
- 一部が重複する固定タイムラインでのリリース
- 3段階アプローチ - 要件(ステージ1)、アーキテクチャ(ステージ2)、プロトコル(ステージ3)
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3GPP標準エコシステム |
- 3GPP組織パートナー(OP)- 中国、欧州、インド、日本、韓国、米国の7つの標準化団体
- 企業や組織はこれらのOPのいずれかのメンバーになることで3GPPに参加
- 市場要件に関する情報は、3GPP市場代表パートナー(MRP)を通じてプロジェクトに入力される可能性あり
- 他にも多くの外部リエゾン活動あり(SDO、業界団体、プロジェクトなど)
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技術仕様グループ(TSG) |
- TSGは3GPP技術仕様と技術レポートを作成、承認、維持
- 作業の進捗の詳細なタイムフレームと管理に責任
- TSG議長はTSGとそのワーキンググループ内の技術作業の全体管理に責任
- WG議長はWGとそのサブグループ内の技術作業の全体管理に責任
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リリースを通した機能への3段階アプローチ |
- ステージ1 - 要件: ユーザーの観点からのサービス全体の説明
- ステージ2 - アーキテクチャ: サービス要件をネットワーク機能にマッピングするためのネットワーク機能の構成に関する全体的な説明
- ステージ3 - プロトコル: ステージ1で定義されたサービスをサポートするために必要なスイッチングとシグナリング機能の定義
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3GPPリリース18とリリース19のタイムライン |
リリース18は2024年6月に完了予定。リリース19は進行中。 |
6Gワークプランとタイムラインの要約 |
- 2024年5月 - IMT-2030ユースケースに関する3GPPステージ1ワークショップ
- 2025年3月 - リリース20の技術調査を開始するための3GPP全体ワークショップ
- 2025年6月 - 6GのSA2調査の承認
- リリース20で6G調査、リリース21で6G標準化作業
- リリース21は単一のドロップ(単一のコードフリーズ)で提供される予定
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リリース20: 6G調査アイテム(SI)タイムライン |
- RAN全体作業はITUに焦点を当てたSIと一般的なRAN SIに分割
- SA1/SA2の6G SIは5G-Advancedのステージ1/ステージ2のフリーズ日を超えて継続する可能性あり
- SA1 6G SIは2026年3月、SA2 6G SIは2026年12月または2027年3月に完了予定
- CT WGの6G SIはSA2 SIの承認から9ヶ月後に開始
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リリース20: 5G-Advancedタイムライン |
- 5G-Advanced: リリース19に遅れがないと仮定して18ヶ月
- ステージ1フリーズ: 2025年6月
- ステージ2フリーズ: 2026年6月(80%以上)、2026年9月(100%)
- ステージ3フリーズ: 2027年3月
- ASN.1/OpenAPIフリーズ: 2027年6月
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リリース21: 6G標準化作業タイムライン |
- 3GPPでのIMT-2030提出と6Gの標準化作業はリリース21から開始される予定
- リリース21は最初の3GPP 6G技術仕様のセットを生成し、2030年までのIMT-2030提出用のリリースとなる
- リリース21は単一のドロップ(単一のコードフリーズ)で提供される予定
- リリース21のタイムラインは2026年6月までに決定予定だが、ASN.1/OpenAPIのフリーズ日は2029年3月以降
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まとめ |
- 3GPPは業界主導 - インターフェースの標準化により、相互運用可能なマルチベンダーアプローチによる展開を可能に
- 3GPPは寄稿主導で、3GPPの個々のメンバーによる積極的な参加が必要。オブザーバー/ゲストの参加も認めるが、意思決定には参加できない
- 3GPPのプロセスは必然的に複雑だが、新しいセクターを取り込むために適応する
- 3GPPはリリース18を2024年6月に完成させる予定。リリース19は進行中
- 6G調査はリリース20で開始され、6Gの標準化作業はリリース21で開始される。初期の6Gタイムラインは合意済み
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