Rel-19におけるNTN拡張に関する見解
3GPP TSG RAN Meeting #103 RP-240318
著者: Xiaomi
項目 内容
背景
  • RAN#102全体会議で、NR-NTNアップリンク容量拡張についての目標が承認された。
  • 現在のWIDでは、初期アクセス時のPUSCHが NR-NTNアップリンク容量拡張の現在の範囲に含まれていないことが示されている。
  • しかし、RRC_CONNECTED状態でのMsgA/3 PUSCHや、RRC_INACTIVE状態でのMsgA/3 PUSCHおよびCG-SDT PUSCHが現在の範囲に含まれるかどうかについては、まだ混乱がある。
提案
  • MsgA/3 PUSCHとCG-SDT PUSCHが、アップリンク容量拡張の現在の範囲に含まれていないことを明確にする。
Rel-19におけるNR-NTNアップリンク容量拡張の目標修正案

FR1-NTNのアップリンク容量/スループット拡張 [RAN1, RAN2, RAN4]

  • 直交カバーコード(OCC)を介したDFT-s-OFDM PUSCHの拡張を検討し、有益な場合は規定する
    • 現実的な障害(ドップラー、時間変動、位相歪みなど)を考慮して、達成可能な容量改善の目標を決定する
    • 必要に応じて、必要なシグナリングを規定する
    • 必要に応じて、RF要件を更新する
    • 注:本検討では、OFDM シンボル間、スロット間、および/またはOFDMシンボル内の直交カバーコードを検討することができる
    • 注:検討フェーズは、RAN#104までに完了することを目標とする
  • 注意事項
    • この拡張は、MU-MIMO 能力の改善/影響を対象としない
    • この拡張は、PUSCH DMRSを対象としない
    • 初期アクセスの拡張はない
    • MsgA/3 PUSCHおよびCG-SDT PUSCHの拡張は対象外
    • PRACHの拡張は対象外
    • この機能は、共通設計に基づく地上ネットワークで動作するUEに適用できる可能性がある