Discussion on UE requirements for IoT-NTN enhancement
3GPP TSG-RAN WG4 Meeting #110bis R4-2404149
Source: MediaTek Inc.
項目 内容
Introduction RAN4#110会合で、IoT-NTN拡張要件に関するWFが合意された[1]。この寄書では、残された問題に対する見解を提供する。
Discussion

前回のRAN4会合では、HARQフィードバックを無効にしたIoT-NTNのCat-M UEに対するPDSCH要件を導入しないことが合意された。ただし、NB-IoTに対してHARQフィードバックを無効にしたNPDSCH要件を定義するかどうかについては結論が出ていない。以下は、前回の会合で合意された内容である。

HARQフィードバックを無効にしたIoT-NTNのPDSCH要件を定義するかどうか?
合意:
- Cat-MではHARQフィードバックを無効にしたPDSCH要件を導入しない。
- NB-IoTでHARQフィードバックを無効にしたNPDSCH要件を定義するかどうかはFFS。RAN4 4月会合(RAN4#110bis)で合意できない場合、RAN4はNB-IoTに対してHARQフィードバックを無効にしたNPDSCH要件を導入しない。

IoT-NTN拡張では、RAN1/RAN2はHARQプロセス数を増やさず、UEデータレートへのHARQストーリングの影響を軽減するためにHARQ機能を無効にすることのみを導入した。従来のPDSCHテストでは、テストメトリックはHARQフィードバックに基づいて計算されるスループットである。NB-IoTの最大HARQプロセスは1(必須)または2(オプション機能あり)である。ダウンリンク送信に対してHARQフィードバックを無効にすると、HARQのACK/NACKフィードバックがないため、スループットの統計を取ることが難しい。これは、TEがUEがPDSCHを正しくデコードしたかどうかを知ることができず、UEのパフォーマンスを検証できないことを意味する。

また、HARQフィードバックを無効にする操作は、HARQプロセスのACK/NACKをオフにすることであり、UE復調性能とは関係ない。したがって、HARQフィードバックを無効にした動作に対して、UE復調性能要件を導入しないことを提案する。

観測1: NB-IoTの最大HARQプロセスは1(必須)または2(オプション機能あり)である。HARQフィードバックを無効にしてUEからのACK/NACKフィードバックがない場合、TEはスループット統計を取得してUE復調性能を検証することができない。

観測2: HARQフィードバックを無効にする操作は、HARQプロセスのACK/NACKをオフにすることである。これは一種の機能であり、UE復調性能とは関係ない。

提案: NB-IoTに対して、HARQフィードバックを無効にした動作の復調要件を導入しない。

Conclusion

本寄書では、NB-IoTに対してHARQフィードバックを無効にした動作のUE復調要件について見解を提供した。以下に、本寄書の主な観測と提案を再掲する。

観測1: NB-IoTの最大HARQプロセスは1(必須)または2(オプション機能あり)である。HARQフィードバックを無効にしてUEからのACK/NACKフィードバックがない場合、TEはスループット統計を取得してUE復調性能を検証することができない。

観測2: HARQフィードバックを無効にする操作は、HARQプロセスのACK/NACKをオフにすることである。これは一種の機能であり、UE復調性能とは関係ない。

提案: NB-IoTに対して、HARQフィードバックを無効にした動作の復調要件を導入しない。