前回のRAN4会合では、HARQフィードバックを無効にしたIoT-NTNのCat-M UEに対するPDSCH要件を導入しないことが合意された。ただし、NB-IoTに対してHARQフィードバックを無効にしたNPDSCH要件を定義するかどうかについては結論が出ていない。以下は、前回の会合で合意された内容である。
IoT-NTN拡張では、RAN1/RAN2はHARQプロセス数を増やさず、UEデータレートへのHARQストーリングの影響を軽減するためにHARQ機能を無効にすることのみを導入した。従来のPDSCHテストでは、テストメトリックはHARQフィードバックに基づいて計算されるスループットである。NB-IoTの最大HARQプロセスは1(必須)または2(オプション機能あり)である。ダウンリンク送信に対してHARQフィードバックを無効にすると、HARQのACK/NACKフィードバックがないため、スループットの統計を取ることが難しい。これは、TEがUEがPDSCHを正しくデコードしたかどうかを知ることができず、UEのパフォーマンスを検証できないことを意味する。
また、HARQフィードバックを無効にする操作は、HARQプロセスのACK/NACKをオフにすることであり、UE復調性能とは関係ない。したがって、HARQフィードバックを無効にした動作に対して、UE復調性能要件を導入しないことを提案する。
観測1: NB-IoTの最大HARQプロセスは1(必須)または2(オプション機能あり)である。HARQフィードバックを無効にしてUEからのACK/NACKフィードバックがない場合、TEはスループット統計を取得してUE復調性能を検証することができない。
観測2: HARQフィードバックを無効にする操作は、HARQプロセスのACK/NACKをオフにすることである。これは一種の機能であり、UE復調性能とは関係ない。
提案: NB-IoTに対して、HARQフィードバックを無効にした動作の復調要件を導入しない。
本寄書では、NB-IoTに対してHARQフィードバックを無効にした動作のUE復調要件について見解を提供した。以下に、本寄書の主な観測と提案を再掲する。
観測1: NB-IoTの最大HARQプロセスは1(必須)または2(オプション機能あり)である。HARQフィードバックを無効にしてUEからのACK/NACKフィードバックがない場合、TEはスループット統計を取得してUE復調性能を検証することができない。
観測2: HARQフィードバックを無効にする操作は、HARQプロセスのACK/NACKをオフにすることである。これは一種の機能であり、UE復調性能とは関係ない。
提案: NB-IoTに対して、HARQフィードバックを無効にした動作の復調要件を導入しない。